| ▶ 森 の 春 |
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浅間の森の春は雪の間から芽をだすふきのトウから始まる。景色は未だ冬なのに確実に春を知らせてくれる。4月になると新芽が吹き出し木々の美しさは紅葉のそれよりも素敵だ。5月になるとあちこちに山菜が取れ、タラノメは里山ではめったにお目にかかれない貴重品だが、当地では裏庭に食べきれないほどとれるから可笑しい。また平地より1ケ月遅い桜が咲くのも可笑しい。淡く可憐な花びらが愛くるしい。春から初夏にかけてドッグランにも草が多い茂り鶏たちが虫や草をほほばっているのも持続可能な生活のワンシーンだ。 |
| ▶ 森 の 夏 |
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北軽井沢の夏は快適です。湿気がなく、昼間でも木陰にはいれば涼しいです。新しく来た人には、窓を開けて寝ると風邪をひくから気をつけるように言うとポカンと大抵しています。大笑い!8月の旧盆が過ぎる頃には赤トンボが飛び交い早い秋を感じます。8月一杯はどこもリゾート客と車でごった返していますが、9月の声を聞くと閑古鳥が鳴きそこそこ残暑はありますが確実に秋がやってきて白根山では9月下旬には北軽井沢では10月中旬にはには紅葉真っ盛りです。 |
| ▶ 森 の 秋 |
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2008年10月27日撮影 嬬恋の里 自宅から自転車で10分位の所にある別荘地の秋の風景です。お気に入りの場所の一つです。紅葉も終わりを告げようとしており色もくすんできており曇り空でベストショットでないのが残念。 |
| ▶ 森 の 冬 |
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2008.2.7 早朝出勤途中の浅間山近景を撮影 朝7時頃 マイナス12度 朝日が浅間山にかかりだしたところ凍てつく寒さだが2月にはいると空の色も春が遠からづそこまで来ているのが感じられる快晴の一日の始まりだ。これが曇ったり雪が降り出すと、真冬に逆戻りした空模様になり気分は滅入ります。三寒四温とはいい得て妙の季節用語です。アラスカ物語を地でいく土地柄です。雪解け後は、ぐちゃぐちゃな地面に悩まされる日々が待っている。 |
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浅間高原の植物・樹木 1・万座ハイウエイの白樺 通年 2・湯の丸高原のレンゲツツジ 6月下旬 3・嬬恋の桜並木 5月中旬 4・北軽井沢の山菜 4月 (フキノトウ・山ブキ・ゼ 5・北軽井沢のキノコ ンマイ・タラノ芽 ) 6・ヘボの巣取り 10月(イクチ・シメジ・マツタケ) |
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浅間高原の動物 1・カモシカ 2・テン 3・野兎 4・リス 5・イノシシ 6・タヌキ |
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浅間高原のハイキングコース・登山コース 1・湯の丸高原 6・森林 2・白根山 7・森林セラピー 3・照月湖 4・浅間園 5・野反湖 |
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北軽井沢のアウトドアースポーツ 1・釣 り 6・ヘボ取り・ヘボ取り2 2・スキー 7・ツリークライミング 3・スケート 8・テニス 4・キャンプ 9・ゴルフ 5・キノコ取り・キノコ図鑑 |
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北軽井沢周辺の温泉 1・草津温泉 5・応徳温泉 10・沢渡温泉 2・万座温泉 6・赤岩温泉 11・大塚温泉 3・鹿沢温泉 7・湯の平温泉 12・四万温泉 4. 高峰温泉 8・花敷温泉 13・温泉療法 5・尻焼き温泉 9・川原湯温泉 14・秘湯 |

1・自然保護
●環境破壊の現状
●日本自然保護協会
●グリーンピース
●自然遺産
2・大気
3・森林
4・水
パーマカルチャー
オーストラリアのビル・モリソンとデビット・ホルムグレンが構築した人間にとっての
恒久的持続可能な環境を作り出すためのデザイン体系のことです。
パーマネント(永久な)とアグリカルチャ-(農業)あるいはカルチャー(文化)を
組み合わせた造語です。
パーマカルチャーの目的は「地球を森で覆い尽くす」こと。
人類が永久に存在し続けるために、農薬などで土地を痛めることなく、自然の恩恵を最
大限に受けることに注力していく時代となりつつある。
パーマカルチャーは、伝統的な農業の知恵を学び、現代の科学的・技術的な知識をも組
み合わせて、通常の自然よりも高い生産性を持った『耕された生態系』を作り出すととも
に、人間の精神や、社会構造をも包括した『永続する文化』をかたちづくる手法である。
パーマカルチャーの基本になる3つの要素は、
自然のシステムをよく観察すること
伝統的な生活(農業)の知恵を学ぶこと
現代の技術的知識(適正技術)を融合させること
●自然の生態系よりも生産性の高い「耕された生態系(cultivated ecology)」を作り出す。
パーマカルチャーは植物や動物だけでなく、建物、水、エネルギー、コミュニティなど、
生活全てをデザインの対象にしています。それぞれの要素が、それぞれの役割を十二分
に果たし、互いを搾取したり汚染したりすることなく永続するシステム=エコロジカル
で、経済的にも成り立つシステムを作り上げるのです。自然を豊かにし(多様性、
生産性)、人間の生活の質(精神的な充足感)をも豊かにします。
●パーマカルチャーの目的を「地球上を森で埋め尽くす」こと。そこでは人為によって失わ
れ た生態系を回復し、人間が自然環境に溶けこみ、自然の一部となって生きる姿があり
ます。 それは日本の里山や世界の先住民族がしてきた生活です。それを現代的にアレン
ジしたものが パーマカルチャーとも言えます。
森羅万象の関係性をいかに“美しく”デザインするか、それがパーマカルチャーの目指
すと ころだと考えます。
ラジカルなライフスタイル・デザインの手法
パーマカルチャー
①自然そのものを観察し、
②世界中の伝統的文化の知恵を学び、
③現代の知識を融合させ、全ての人に適応可能なようにまとめられたライフスタイルのデザ
インシステムである。忘れ去られてしまった常識を再編成し、今まで気がつかなかった関
係性に も目を向ける。
森羅万象の関係性をじっと見据え、それらをいかに美しく、気持ちよく配置し、つなげて
行くか。それは今までの世界観を根本から、ラジカルに変えていくことになるかもしれ
ない。 パーマカルチャーは、この21世紀の世界をサバイバルしていくための問題解決の
方法とデザインの基本的な技術を提示している。パーマカルチャーは決してひとつの農法
でもなく、のんびりした田舎暮らしのマニュアルでもない。
パーマカルチャーを知ると、あなたの人生は多かれ少なかれ変わる。世界を見る目が変
わってしまうからだ。パーマカルチャーと出会って会社を辞めた。こんな人はもはや普通
の存在である。しかし、会社を辞めなくてもいい。今いる場所でできるパーマカルチャー
があるからだ。それを見つけ、実践するのはあなた自身だ。
3つの倫理
パーマカルチャーをデザインし、実践する上で基本となる倫理。
①地球への配慮
地球の存在なしに、人間の存在はあり得ない。また、人間は大地の守り人。
②人への配慮
まずは一番近しい人への配慮、つまり自分自身。そしてすぐ隣にいる恋 人、家族への
配慮。さらに遠くの空の下、同じ地球の空気を吸っている人びとへ
③資源を共有する
他者から奪うことなく、分かち合う。与え合う。
12の原則
パーマカルチャーを実践、デザインするときの基本的な原則。
①関連性のある配置をする
適材適所。他者とのつながりを大切に。
②多くの機能を持たせる
百姓であれでも得意分野も持つ。
③多くの要素が存在する
さまざまな個性が存在した方が豊かな社会になる。
④効率的なエネルギー計画
移動も効率的に。シンプルな生活を。
⑤生物資源を使う
生き物を使って仕事をしてもらう。実は人間が一番身近な生物資源。
⑥エネルギーを循環
ポジティブなエネルギーを循環させ、ネガティブなエネルギーを垂れ流さない。
⑦小規模集約システム
小さく始め、そこに持っているエネルギーを十分つぎ込む。
⑧遷移と進化を促進させる
変わるのは今この瞬間。
⑨多様性
みんなが違っていい。
⑩接縁効果を最大に
触れ合うことでエネルギーが増幅する。
⑪パターン
観察することで美しいパターンを見つける。日常の立ち居振舞いを見直す。
⑫態度
実はこれが一番大切。考え方のパターンを変える。
問題は解決だ。あるいは問題は自分自身の中にある。
全ては両方に働く。悪いことは、良いことでもある。競争ではなく協力。
負荷を最低に無理をしない。怖れるなしかし注意深くあれ。
自然と共に作業する。人間は支配できない。バランスを取る。
デザインの対象
それぞれに適切な関係を持たせ、互恵的な集合体にする。
①場所の構成要素
水、土、景観、気候、植物…
②エネルギーの構成要素
技術、建物、資源、外部とのつながり
③抽象的構成要素
時間、情報、倫理
④社会的構成要素
人びと、公的援助、文化、貿易・金 融
デザインの4つのステップ
デザインをしていく過程は、絶えずフィードバックをかけながら作業する。
①情報を集める
②観察する
③話し合う
④実践、実施する
ひとりが変わると世界が変わる
地球上で一人ひとりが暮らし方を変えれば、とてつもない社会的な変革が達成できる可能
性がある。パーマカルチャーの重点が一人ひとりの態度の変革に重きを置くのもそのた
めだ。パーマカルチャーが主張する変革は底辺から、一人ひとりの内から始まる。裏庭や
家を起点に地域社会、世界、地球、宇宙へと広がっていくのだ。
あなたの為すことは、ほとんど無意味であるけれど、それでも、やらなければならない。
世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするために。
パーマカルチャーは生態系を基本としています。動物から植物、微生物まで、生態系の
なかにはありとあらゆるものが存在している。それ同士がお互いに、エネルギーとか物質
とかでやりとりをしているわけです。お互いがお互いのゴミにならない、ひとつのものが
出すものを次に利用する。エサになったりエネルギーになったり。だから結果として、
地球では人間以外の生態系にはゴミというものがないわけなんです。そのシステムを人間
の暮らしのシステムになんとか応用できないのかということが、パーマカルチャーの基本
的な考えで、自分の周りにあるすべての要素がデザインの対象なんです。
すべての要素の関係性やつながりを目指すのがパーマカルチャーの概念なんです。ビル・
モリソンさんが言っているのは『最終的な目的は、食べられる森を作ること』。森とい
うのは、生態系のひとつの象徴じゃないですか。ありとあらゆる生命がいて、それがお互
い森の中ではいい関係を保っている。我々人間のシステムは、例えばコンビニの袋やフ
ァーストフード店の紙コップでも、使い終わった後にはゴミになってどこかへ行ってしま
うわけです。ゴミが次の生活のシステムのなかで利用されるということはありません。
次の生活のなかで、僕らから出たものがちゃんと有効利用されるようなシステムにしま
しょう。もちろんリサイクルもしますし、極力資源を使わないようにする。生活のデザイ
ンを、地球というものの尺度で考えましょう。
パーマカルチャーとは、食も衣も住も、自分の周りのすべての環境をリンクさせたラ
イフスタイルをデザインすること。当然、地球への深い愛情が不可欠です。負の遺産を
残すことなく、どのようにすれば今よりもいい地球環境を次世代へバトンタッチしてい
けるのか。「パーマカルチャーは農法のひとつではありません。いくつかの原則と倫理
をふまえ、考え方を応用してあとは自分たちのスタイルを作っていきましょう。
『おじいちゃんとおばあちゃんの知恵』
50年前のおじいちゃんやおばあちゃんには、生活の知恵がありました。それが日本の
パーマカルチャーなのかもしれません。生活のための知恵、無駄にしないアイデア。
今引き継げばまだ間に合う。
日本には百姓という言葉があるじゃないですか。百の姓を束ねる人、つまり百の仕事を
持っている人という意味があります。自分の生活の周りにあるすべてのデザインをやって
いこうと思うと、すべてのことに自分の手を下さないといけないわけです。食べるもの
も飲むものも着るものも、家もそう。現代の我々の生活というのは一姓になっている。
ひとつだけで残りの99は外注になっているんです。自分のできる姓をひとつずつ増や
していくこと。どんな小さなことでもいいと思うんですね。99も外注していたことを
98に減らす。とりあえずのひとつのスタートだと思うんです。みんなが99を98に
減らすことができれば、都市全体から考えれば、ずいぶん変化があるはずです」
人口密度が342人を超える日本では、循環によってすべてをまかなう生活の実現は、
非常に難しい。日々生活していくなかで、利用されることのないゴミはどうしても排出
されます。ただゴミをいかに少なくするのかを考え、身の周りの小さなことから実践し
ていくことは難しいことではありません。
パーマカルチャー、それはすべての共生と循環を想定した、地球にとっても私たち
人間にとっても居心地のいい生活の提案に他なりません。
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森と畑
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パーマカルチャーの究極の目標は世界中を森にすることだ。森とは生態系でいう極相を意味する。即ち、その地域で最も多様で安定した生態系を作ろうと言うことだ。畑作りにおいても同様である。森のような畑を作るのである。 それでは森のような畑とはどの様な畑であり、どの様な作り方をしたらよいか。まず 森の構造とシステムを考えてみよう。 ◆森の構造の特徴としては以下のものが上げられる。 1.重層的な空間である 2.植物、動物共に多様である 3.個性ある部分の集合体となっている ◆森のシステムには以下のような特徴がある。 1.常に変化している 2.水やエネルギーなどをかなりの部分循環させることが出来る 3.森を構成する無機物や、植物、動物などの関連性が高い |
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農場の作り方
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| 農場づくりは冬の訪れとともに始まる。以下に時系列的に農作業の手順を解説する。 1.落ち葉集め(11-2月) 森の中の栄養分の多くは落ちた葉から与えられる。落ち葉がミミズや微生物により分解され、再び植物に吸収されるのである。栄養分については、もちろん虫の死骸や鳥の糞などにより供給される量もバカにはならないのだが、落ち葉でほとんどまかなえると考えて良いように思われる。しかも、現代ではでは、農業を営む人が多い山村でさえも、落ち葉は厄介者扱いされており、道路に積もった落ち葉は集められて燃やされてしまうことが多い。落ち葉集めは、畑にとっては栄養分を補給することになり、道路はきれいになり、しかもエントロピーの生産量を減らすことが出来るという様々な効果を持つ。 落ち葉を集めるにはまず、夏のうちに沿線に落葉樹が多く生えている道路を見つけておく。もちろん自分の農場から近いところにこしたことはない。そして、紅葉がほぼ終わって、木枯らしが吹いた翌日、できれば、朝のまだ交通量の少ないうちにでかける。最近はガーデンニングブームのためか、大量に落ち葉集めを行う園芸店の人とおぼしき人がいるので、奪い合いになることもあるので出来るだけ朝早い時間帯がよい。
ビニールシートを使うことの利点は、 ● 袋に比べて、落ち葉を積みやすい。 ● 袋よりも多くの落ち葉を入れることが出来る。 ● 持ち運びやすい 熊手は鉄製のものよりも竹製のものがいい、鉄製のものだと落ち葉がくっつきやすくて取るのに時間をとられてしまう。又、箒も普通の箒では落ち葉の重さに負けてしまう(たいていの場合、落ち葉は湿っているので、結構重くなる) |
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現場の選び方
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| ● 風溜まりを選ぶ 現場へ行くと道路と側壁の際に落ち葉が吹き集められている。道路と側壁の 間に側溝が設けられているところがあり、側溝の中に落ち葉が溜まっていることが多いが、そういうところは避けた方がよい。手間がかかるのと、側溝の中が排気ガスやゴミで汚れてしまっているところが多い。道路沿いでも特に風により多くの落ち葉が集められているところがあるので、そういったところを選ぶ。 ● 木のすぐ下は避ける 道路に木が覆い被さっているところでは木の枝が落ち葉に混じってしまっている。落ち葉と枝では分解速度が違っており、堆肥化するにしてもマルチにするにしても邪魔になることが多いので、枝が多く混じるような所は避けるのが賢明だ。 ● 交通量の多いところは避ける 交通量の多いところはタイヤかすや車の廃棄物、ゴミなどが多く、畑には持ち込みたくないものが堆積していることが多い。また、集めているときの安全性などにも問題があるので出来るだけ避ける。 ● 山の中の落ち葉は使わない。 山の中で土の上に敷き詰められた落ち葉を集めるのは避ける。木の下に積もった落ち葉を取ることはその木から、ひいては森から栄養分を奪うことになり、森林破壊につながる。落ち葉集めの基本は山の余った恵みを頂いてくることにある。 |
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落ち葉の集め方
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落ち葉の使い方
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| 集めてきた落ち葉は貴重な資源である。PCCJではこの落ち葉を主に以下のように利用している。 ◆積層マルチ
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踏み込み温床
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| 寒い地方は、夏野菜の苗を作るのにどうしても温室か温床が必要になる。どちらも室内の温度をどう上げるかが一番のポイントで、化石燃料などのエネルギーを使わないとなると太陽熱と発酵熱が主な熱源となる。太陽熱は日中に限られるので、夜も含めてある程度の温度を確保するとなると発酵熱を用いることになる。しかし、発酵とは微生物の働きであるので、生き物を使うことになり、実際に行ってみるとなかなか難しい。昨年は余り温度が上がらなかった。 基本はマルチと同じで窒素分と炭素分を交互に積み上げて発酵を促すことにある。温床づくりは、まず、長さが1間幅が半間高さが2尺位の箱をつくる。材料は野地板でも良いが、もし廃棄された畳があれば保温力が高いのでこれをそのまま使う。杭を四隅に地面に打ち込んで支えにする。箱が出来たら、中に先ず落ち葉を厚さ15センチほどに敷き詰め水をかけ足でよく踏む。 次に鶏糞と米糠やおからなどをこれも厚さ1センチになるくらいに敷き詰める。これを2層つくる。箱の上に家の解体現場から貰ってきたアルミサッシのガラス板をかぶせておくと発酵が始まって、3日ほどで25度くらいまでになる。そうなったら落ち葉の上に種を蒔いた苗箱を置き、出来上がりである。昼間は陽が射せば非常に暑くなるので、陽があたりだしたらガラスを少しずらして熱気が外へ逃げるようにしてやる。陽が沈んだら、筵か或いは要らなくなった毛布を掛けて夜の寒気を防ぐようにする。 |
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■鶏と山羊の餌
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冬は緑餌が不足する。11月にはほとんどの一年草類が枯れてしまい、鶏には野菜屑を山羊にはアオキなどの木の葉か竹の葉を緑餌として与えることになる。山羊には毎日2回なのでこれはかなりの量となり、探すのも苦労する。落ち葉は鶏も山羊も比較的好んで食べる。鶏に与えるときには乾燥しているのは食べないので、飲み水の中に入れておいてやる。 |
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■農場のデザインと形成(11~3月)
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多くの人の頭の中には畑は四角で起伏がなく、畝は直線的と刷り込まれている。しかしこの形が植物の生育に適しているのか、或いは人間が作業するのに最も良い形であるのかは疑問である。自然の中に直線はなく、また、土地は様々な作用により必ず三次元的な起伏を持っている。生き物はそういった曲線や起伏を上手に利用して、生育し、また、棲み分けているのである。 自然に逆らうのではなく、自然に沿って、或いは自然が動こうとするベクトルと同じ方向に人間の力を注ぎ込むことがパーマカルチャーの原則であり、農場を作ることにおいてもその原則に変わりはない。 ◆農場のデザイン 畑をつくる時には、先ず日照や湿気或いは土質などを考慮しながら、全体のデザインを行う。これは、いきなり現場(農場)で考え作り出すのではなく、前もって、紙の上などで慎重に時間をかけて行う。このデザインを行うときに考慮することは先ずシステムとパターン。システムとはエネルギーの流れであり、パターンとはエネルギーの(流れる)形と考えればよい。そして、システムデザインとはシステムがうまく機能するようにそのシステムを構成する要素を適切な位置に配置することである。人間の費やすエネルギーを基準に要素を配置していくゾーニングもシステムデザインの一つである。又パターンは畑の形状や水路あるいは人間が歩くアプローチなどに生かされる。 ◆システムデザイン 畑において主に考慮すべきエネルギーは水・光・熱・栄養分・動物・植物の4つである。前者3つについてはこれらを何処で取り入れ、どの様に利用し、そして排出するかが、システムデザインであり、このデザインにより、生産性や労力、環境に対する負荷が大きく異なってくる。動物についてはその習性や特徴を理解し、植物や他の動物と関連づけるシステムをデザインする。植物についてはコンパニオンプランツの考え方に基づき様々なギルドを作る。 a.水 水は重力によって上から下へ移動する。下から上へ動かそうとすれば、重力の分だけエネルギーが必要となる。又、水は、様々な物質を溶け込ませて移動させることが出来る媒体でもある。よって、水は畑(農地)の出来るだけ上の方に溜めそれを重力により移動させながら出来るだけ何度も利用し(水そのもの或いは媒体として)、最後には浄化して(水に溶けた栄養分を植物の栄養として利用して)排出することがデザインの基本となる。 PCCJでは、以下のような水のシステムを設けている。PCCJの農地は棚田状で、高度差的に3段になっている。一番上の部分にトイレを設け、トイレからの排水は、多孔石を入れた浄化槽と、炭を入れた浄化槽を通って、植物による水の浄化を行うバイオジオフィルターに導かれる。ここで浄化された水は池に落とされる。この池ではアヒルが飼われており、アヒルの糞などにより栄養分を含んだ水は次に水田に流れ込む。この際池で水が温められるために、稲の生育にとって好影響を与える。水田の水は、徐々に地下浸透してその下の段の池に溜まり、ここでは魚の養殖が行われる。この池の回りにはヤナギ(水分の多いところを好み成長が早く、枝は、細工や薪に用いることが出来る)やサトイモやニンジンなどの野菜が植えられる。池の水は徐々に地下浸透して浄化され、河に流れ込む。 POINT1.水のストックを増やす 出来るだけ多くの池を作りそれらをつなぐこと。水田も池の一つと考えると良い。棚田状になっていないような斜面では、等高線に沿って、溝(スウェイル)を掘って、水が徐々に地下浸透していくようにして、その溝の外側に果樹を植える例がパーマカルチャーの現場では多く見られる。 b.熱 熱は植物の生長や動物の飼育には欠かせないエネルギーである。畑における主な熱源は、太陽光、微生物による発酵熱、及び動物の体温である。 太陽熱 POINT1. 蓄熱体を用意する 太陽熱については、冬から春にかけては、これを出来るだけ多く、そして長時間ストックしておくことを考える。最も簡単な方法は、質量の高い(重い)物質に太陽の光を出来るだけ多く当て蓄熱させることである。即ち石やレンガ、廃タイヤなどに蓄熱させ、夜など、温度の下がるときに放熱させる。温室など断熱を施した施設の方が蓄熱効果は高いが、屋外であっても大きな石や、家など大きな質量を持つものであれば、かなりの保温効果が期待できる。又、大きな池も蓄熱体と考えられる。 POINT2.樹木によるサントラップ 畑の回りを防風林で囲むことは風を避けるばかりでなく太陽熱を溜める効果もある。畑の北側は常緑の高くなる木を植え、畑を取り囲むように南に向かって徐々に低い木を植えておく。 発酵熱 POINT1. 発酵にはボリュームが必要 温室を発酵熱を使って暖める方法については踏み込み温床の所で紹介した。熱を伴う微生物の分解は腐熟であるとの見解があるが、ここでは、発酵とする。発酵熱は有機物が微生物の働きにより分解される(可溶性無機養分となる)過程で放出されるのもである。システム的に考えると不要になった有機物(生ゴミや糠、藁、鋸屑など)をを分解して再度植物が使える無機養分とする循環システムの一部である。この時活動する微生物は、好気性菌であり、活動にあたってはある程度の気温を必要とする。このため、ある程度断熱効果のある場所と、ボリュームが必要となる。理想的には1立方メートル以上の堆肥を温室内で発酵させる。これにより有機物が完全に分解するまで菌は活動することが出来、又、発酵熱を温室の保温に用いることが出来る。炭素/窒素比は40~25:1、水分量は40~50%位にする。 動物 POINT1. 常温動物は熱源 常温動物は常に熱を発散している発熱体である。日本でも古くから、鶏を床下に飼う床暖房や、馬などの家畜小屋と人間の住居を同じ屋根の下に設けて家を暖める(曲がり屋)ことが行われてきた。温室と鶏小屋を併設することはパーマカルチャーサイトでは普通に見られる。又、人間も動物であり、特に多くの熱を無駄に使う。この熱(廃熱)を有効に利用することを考えるべきだろう。畑の一角に温室兼風呂場を設け、温水は川の水(あるいは雨水)を太陽温水器で暖めたものを用いる。風呂桶一杯の水はかなりの量があるので、小さい温室であれば、朝まである程度暖めておくことが出来る。 c. 栄養分 植物の生長に必要とされる必須元素は16種類とされており、そのうち最も多く必要とされる炭素、水素、酸素は、主に空中の炭酸ガスと根から吸収される水分によりまかなわれる。その他の13種類は土中に存在しており、根から吸収される。特に窒素、燐酸、カリウムは主要三元素と言われており、特に多量に必要とされる。 これら栄養素については、基本的には全て循環させるシステムを考える。即ち生産-消費-分解のサイクルを作ることである。具体的には、農場で生産された野菜や動物性蛋白質を住居などの生活の場で消費し、住居から出される生ゴミや排泄物を堆肥場やコンポストトイレで分解して、又農場に戻すことを意味する。このサイクルシステムを機能させるに必要な要素には以下のようなものが考えられる。 生産者:野菜、穀物、ハーブ、果樹、人間、動物 [生産に必要な装置]畑、水田、果樹園、池、鶏舎、畜舎、温室、冷室、物置、貯蔵小屋 消費者:人間、動物 [消費に関係する装置]住居、家畜舎 分解者:ミミズ、昆虫、微生物 [分解に必要な装置]堆肥場、コンポストトイレ(バイオガスシステム)、 ミミズコンポスト、 畑、落葉、不要になった紙や 衣類、オガクズなどの有機物 POINT. 栄養分は全て循環させる。 農場から採種するものをその農場を運営する者が消費し、そして排泄物を農場に還元するのであれば、栄養分を外部から入れる必要はなく、又、土壌が過栄養状態になることもない。微量元素なども必要で あれば、植物が自ら根を伸ばして土中から吸い上げたり、岩などを溶かして摂取することが出来る。即ち必要な栄養分は植物中に全てあると考えられ、それを外部に持ち出すことがなければ、農場はより健全で肥沃になっていく。 d. 動物 動物はエネルギーの塊であり、また、草などの人間が直接は利用できにくいエネルギーを動物性蛋白質という利用しやすいエネルギーに変換してくれるエネルギー変換装置でもある。動物の習性を知り、適切に利用することが出来れば、人間の労働量や機械、化石燃料などのエネルギーの消費を大幅に減らすことができる。 POINT1. 動物は全てトラクター兼肥料供給機 パーマカルチャーではチキントラクターが必須アイテムとなっているが、ほとんどの草食動物は草刈 り機兼トラクター兼肥料供給機となってくれる。但し、動物の習性を良く知った上で充分に管理しない と多大な被害をもたらすことにもなる。 鶏 鶏についてはその習性などを考えて10~15羽くらいを一つの集団として(雄鳥1羽に雌鶏10~15羽)直径2mほどのチキンドームに入れ2週間くらいで移動していく。前もってチキンドームの底面と同じ大きさに整形した植床を10程作っておき、それを順繰りに移動する。移動した後は藁などでマルチして、苗を植えるか種を撒く。20週で一周することになるので、雑草が出始める4月始め頃から使用し始めると収穫が終わって、別の季節の野菜を植える時期になる。 虫 鶏 肥料 野菜・穀物 雑草 山羊 山羊は予想以上に力強くそして大食いな動物である。草地につないでおけば、1日で半径5mほどの円の草を全て食べ尽くしてくれる。しかし、土地を引っかいたりするような習性はなく、むしろ長い間同じ場所におくと土を固めてしまうので、鶏のようにトラクターとして使うことは出来ない。分も鶏糞ほどは窒素分を含んでいないので肥効は余り期待できない。あくまでも広い面積を除草する除草機と考える。 乳については、一度子供を産めば、2年ほどは搾乳できるようであるが、逆に搾乳してやらないと乳腺炎を起こしてしまうので、毎日の搾乳が必要となる。力はかなり強く雌でも女性では十分には扱いきれない。良く飼われているザーネン種は身体も大きく力も強いので、パーマカルチャー農場では他の小型の山羊を飼育した方がよいだろう。 アヒル/アイガモ 除虫と除草及び肥料分の供給のみを考えるのであればアヒルが最も良い。鶏よりも知能が発達しており、人間にも良くなれる。仮に小屋や檻から脱走した場合でも畑に対する被害は少ない。また、非常に丈夫で飼育しやすい。2羽くらいであれば農場(2反で)に放し飼いにしておけば、虫の被害はほとんどなくなる。 ただ鶏に比べて、水分を必要とするので、池などの水浴が出来る施設が必要となるのと、池の中で排泄するので、池の掃除が必要となる。また、鶏もそうだが、狸や狐、野犬などの害獣の被害を受けやすいので、害獣から守る小屋などの施設も必要。 e.植物 植物もまたエネルギーの塊であり、人間を含めて消費者は、このエネルギーを摂取して生きている。そして植物はこの栄養分としてのエネルギーの他にも植物同士あるいは動物との関係を調節するエネルギーを作り放出している。このエネルギーを利用したのがコンパニオンプランツである。このコンパニオンプランツにより構成される植物の群衆システムがギルドである。以下はコンパニオンプランツの主な機能である。 POINT1. コンパニオンプランツの考え方を知る 匂いを出して虫を追い払う 昆虫の多くは匂いでお気に入りの植物を探し出す。例えば青虫は、キャベツなどの好物が出すマスタードオイルに引き寄せられる。タマネギの出す硫黄化合物に引き寄せられる蝿の幼虫もいる。だから、他の匂いの強い植物をコンパニオンプランツに使って育てたい植物を守るという方法もある。 例えば、ニンニクのような植物は、アブラ虫や蛾をよせつけない匂いを空気中に放出するし、タマネギは、イチゴやトマトを虫の被害から守る。ミントは紋白蝶をキャベツによせつけない働きをするし、バジルはトマトにつく毛虫にとってはいやなものだ。トマトの葉にはソラナインという毒性のある揮発性化合物が含まれており、近くにあるキャベツやブロッコリーに紋白蝶を寄せ付けない。 刺激臭のある植物を庭の周辺部や作物の間に植えてみるとよい。もし作物の近くに植えられないな場合は、刈り取った香草を庭の中に撒いてみると同じ効果が得られる。 おとりとなる ある種の植物は特定の昆虫を引き寄せる。例えば、ナスタチウムはアブラ虫を引き受けてくれる非常に優れたおとり植物である。からし菜科の植物はかめ虫類を引きつける。 おとり植物は、2通りの方法で作物を守る。おとりとなって育てようとする植物に行こうとする虫を引きつけておくことが一つ。もう一つは、虫が少数の植物に集中するので、駆除が楽になることである。虫が罠にはまれば、その植物を引き抜いて虫と一緒に始末することも他の方法で処理することもできる。 益虫の棲家となる 全ての虫が害虫というわけではない。多くの虫が害虫を食べたり害虫に寄生したりして、実際作物を育てる手助けをしている。そういった益虫が住むことが出来るように、好みの花の咲く植物を植えるのもよいだろう。例えば、ディルを育てると害虫を食べる蜘蛛やウスバカゲロウ、スズメバチなどを引き寄せることが出来る。こういった虫は、青虫やキュウリにつく甲虫類、レタスにつくアブラ虫などを防除するのに役立つ。 お互いに有益な関係を持つ どんなに近くに植えても競争する事のない植物は、それだけでも庭に一緒に植えておく価値がある。 深く根を張るスクゥォッシュと根の浅いタマネギは土中での棲み分けが出来ており、それぞれの根は別のところから養分を吸収する。養分を多く吸収するキャベツやトウモロコシ、ナス、スクォッシュは、ニンニクや豆のような養分をあまり必要としない植物と組み合わせるとよい。トウモロコシや支柱に這わしたインゲン類、ヒマワリは地這いのキュウリやレタスにちょうどよい日陰をつくる。まあ、アカシアなど早く育ちまた、霜にも強い樹木は、イチジクなどの霜や風の害に弱い植物の近くに植えると霜や風を防いで、植物の生長を助ける働きをする。これら以外にも、互いに有益な関係にある植物を植えることは庭をより多様にするという利点を持つ。これはまた、ある種の虫にとっては作物の中で動いたり食べ物を見つけるが難しくなることでもある。 植物を混植すると食料やすみ家が増えるので益虫もまた引き寄せられてくる。しかも、花が咲く植物と実をつける植物を混植すると魅力的でしかも生産的な庭をつくることが出来る。 POINT2. 植物はCO2を固定する。 植物、特に樹木は長い間空中のCO2を固定しておくことが出来る。この機能はこれまで、地球のCO2を減少させるのに大きな役割を果たしてきた。農業が始まって以来、人類は、この貯えられたCO2を再び大気中に戻してきたと言える。農場内において出来るだけ多くのCO2が固定されるように可能な領域には樹木を植えるようにしていきたい。 |
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動き出した砂漠インド西部
朝日新聞1996/8/29
目次
インド西部からパキスタンにかけてのタ-ル砂漠。数年前から砂丘が動き出した。人口の急増により、食料をまかなうため、
土地の休耕期間が3年から1.8年と短くなった。トラクタ-も使われるようになった。そのため牛で耕すより深く、細かく砕か
れるため、土壌が風で吹き飛ばされやすくなった。それに加え耕作のしすぎで穀物の収穫は減り、人々は一層家畜に頼り始めた。
家畜は殖え、牧草地の草を食い尽くし、砂丘の上の樹木や草を食べるところまできた。
そのため砂丘は年間30mも動いている。植林には力を入れているが、人口増加は止まらない。
2. エビ養殖公害インド東海岸
朝日新聞,1996/8/29
目次
1990年末からインド東海岸のクル-村では急速にエビ養殖場が増えた。ところが養殖場からの水が漏れだし、井戸水が塩辛く
なり使えなくなってしまった。住民は①廃水がたれ流しにされ、運河や川を汚染している。②稚エビなどの生息場所になっている
マングロ-ブ林が破壊されている。③環境アセスメントが行われていない。などを指摘し提訴。,インドは85年まではトロ-ル漁
でとった天然物のエビの世界一の輸出国だった。しかし、台湾、タイ、中国などでエビの養殖が盛んになり一時は4位に転落。
政府はエビ養殖事業の振興に乗り出した。住民は「エビを食べる日本人は養殖する地域でどんな問題が起きているのか知ってほしい。
そして天然もの以外は輸入しないよう、政府や企業に圧力をかけてほしい。
3. サンゴ殺す爆弾・毒物漁法インドネシア
朝日新聞,1996/8/29
目次
南太平洋、特にフイリピンからインドネシア海域のサンゴ礁が危機にひんしている。ここ10年急速に広まった、爆弾や毒物を使った破壊的漁法によってサンゴ礁が傷つけられているからだ。,爆弾・毒物漁法は伝統的漁法の4,5倍の収入になる。現地で
サンゴ礁の研究しているオランダ人バ-ト・ホクスマ博士は「波やあらしでもサンゴ礁は破損するが、再生のための組織は生き
ている。爆破されたサンゴ礁はこなごなになってしまうし、青酸はサンゴに沈殿し、次第にサンゴを殺して石灰のかたまりにし
てしまう。再生するには何百年もかかる。,政府は1985年から全面禁止、領海内の漁はインドネシア人に限るという規制も
もうけた。だが島の多いこの国で違法漁法を取り締まるのは不可能に近い。政府は94年から5ケ年計画で、持続可能な方法に
よる海洋資源の開発を打ち出した。各国のNGOがさまざまな分野で協力し、日本も支援を続けている。
4. 狙われる北の森ロシア極東地方
朝日新聞,1996/8/29
目次
ロシア極東地方では丸裸になった山がよく見られる。皆伐と火災の跡である。これらの跡にはシラカバが繁殖する。しかし、
その価値は低い。元の混交林に戻るには150-200年かかるか、二度と戻らない。平地なら湿地になりやすい。,「環境破壊」
との批判を浴びる熱帯雨林の伐採に代わって、この北の森が日本など木材輸入国の熱い視線を集めている。ロシア極東地方の
経済浮揚のカギを握るだけにロシアの期待は強い。が、環境影響評価も事実上ない開発への懸念は大きい。乱開発と地元にわ
ずかなお金しか落とさない丸太のままの輸出。熱帯雨林がたどった道に似ている。,環境保護団体「地球の友・日本」のメンバ-
米国人ジョシュ・ニュ-ウェル氏は森林保全の関心の低さを嘆く。「極東の1%の森しか保護されていない。もっと保護区が必要。
外国には、地元で木材加工を進めるための支援を期待したい。」
5. 後退する氷河アルプススイス東部
朝日新聞,1996/8/29
目次
欧州アルプスの氷河は地球温暖化の「目にみえる指標」といわれる。そのうちのひとつスイス東部サメダンアルプス有数の
モルテラチュ氷河では1850年から約2キロ短くなり、先端の標高は200メ-トル上昇している。特に最近3年間は年平均で
約20メ-トルも後退した。後退は世界的な現象,「世界氷河モニタリングサ-ビス」の代表ハ-バリ・チュ-リヒ大学教授は
「最近の融解速度は温室効果ガスが地表に与える熱量の増加に等しい。つまり人間による温暖化の分だけ氷河は減っている。」
と話す。伸縮は気温変化から約20年後に現れる。80年代以降、世界的に極めて暖かい年が続いている。今後の大きな後退は
必至だ。気候変動に関する政府間パネルの温暖化予測のうち、「このまま二酸化炭素などの排出が伸び続ける」シナリオにあては
めると、2025年までにアルプス氷河の25%を占める440の氷河が消滅する。面積では30%が、体積では50%が減る,
21世紀末までには、現在の面積の80-90%が体積の90-95%が減るという。アルプス氷河はほぼ消滅する。
6. 貧困食糧難招く人口爆発バンクラディッシュ
朝日新聞,1996/8/29
目次
世界人口白書によると96年7月の世界人口は約58億人。年間8600万人の割合で増加している。国連の推計では2025年
までに85億人、2050年までに100億人に達する。増加のほとんどは開発途上国で、特にアフリカと南アジアが人工増加の
50%以上を占める。貧困食糧難、環境悪化などが心配されている。貧困、識字率の低さなど大きな問題を抱えながら、政府も
人口抑制に必死で取り組んでいる。日本政府もこの国を人口分野の重点国とし、94年度から人口家族保険フロントライン計画
を実施。母子の健康を改善し、出生率の低下をねらう。
7.オゾン層の破壊
朝日新聞,1997/1/1
目次
96年10月南極のオゾンホ-ルは過去最大を記録。,地球をとりまくオゾン層は、私たちの体を有害な紫外線から守ってくれている。
ところが、冷蔵庫などに使われているフロンなどによってオゾン層の破壊がすすんでいる。,フロンなどの生産を段階的に削減する
ことを決めたモントリオ-ル議定書が十年前にできた。また、1992年11月、95年12月と二度にわたって議定書が改定
された。この結果先進国では、特定フロンや四塩化炭素、トリクロロエタンなどは95年末で生産中止された。だが、規制の効果
が表れるのは2000年をすぎてから。
8. 酸性雨朝日新聞,1997/1/1
目次
アジアでは急速な経済成長にともなって硫黄酸化物などの排出が急増.
米国、英国、フランスなど欧米32国が「長距離越境大気汚染条約」を1979年締結。この規制が実を結び加盟国の硫黄酸化物の
排出量は80年ごろの1/2から1/3に急減。また、日本、中国、韓国、フィリピンなど10国で「東アジア酸性雨モニタリン
グネットワ-ク」をつくることが、95年11月専門家レベルで合意された。
9. 海洋汚染朝日新聞,1997/1/1
目次赤潮の発生、油汚染、浮遊性のゴミ。,海の汚染源の70%は河川から流れ込む汚濁物。,これまでは海洋投棄や船舶による活動
を規制するものが中心だった。95年11月には「陸上活動からの海洋環境の保護に関する世界行動計画」が採択された。残留性有機
化学物質の汚染を規制する話し合いが始まった。日本海や黄海の汚染をためには日本、韓国、中国、ロシアの4国が「北西太平洋地
域海行動計画」を、94年に採択、モニタリングなどについて検討始まる。
10. 廃棄物の越境移動朝日新聞,1997/1/1
目次
廃棄物の処分場を見つけるのが先進国で困難になるにつれ、処分費用が安い途上国に廃棄物を輸出する例が増えている。,有害な
廃棄物については輸入国へ事前に通告、承認を得ることなどを決めたバ-ゼル条約が92年5月に発効、日本も93年加盟した。
しかし、廃棄物から金属などを回収する名目で途上国に輸出されたものの中には、そのまま環境汚染を起こしている例も少なくない。
,95年には条約が改正され、先進国から途上国への有害廃棄物の輸出は98年以降禁止することが決まっている。日本から95年
に輸出された有害廃棄物は3000トン。条約の対象にならないプラスチックなどが輸出されている例も見られる。
11. 森林の減少 朝日新聞,1997/1/1
目次
世界の森林の総面積は約三割を占めている。国連食糧農業機関によると80年代には毎年、日本の面積の約半分に当たる熱帯林が消えた。
,地球上の生物種の半数が住む熱帯雨林が減れば、生物種の絶滅につながる。吸収される二酸化炭素がすくなくなり、地球温暖化が
加速する心配もある。,地球サミットで出された「森林原則声明」を踏まえ、94年には木材の輸出入を規制する新しい「国際熱帯木
材協定」が結ばれた。横浜市にある国際熱帯木材機関が主導して、「今世紀中に、持続可能な場所の木材だけを取り引きすることで
森を守る」という目標の実現を目指している。熱帯林以外の森林の保全策も検定が始まっている。
12. 生物多様性の減少 朝日新聞,1997/1/1
目次
地球上の生物は、確かめられたものだけで約175万種、未確認のものまで含めると数千万種あるといわれている。約40億年を経て、
多様化してきた生物たちがいま、人間の活動によってかつてないスピ-ドで絶滅に追いやられている。,,その歯止め役として期待され
るのが、幅広い生物を消息地とともに保護する生物多様性条約。92年の地球サミットで日本を含む157国が署名し、93年に発効
した。締約国は、生物多様性保全のための具体策を盛り込んだ国家戦略を策定する義務があり、97年に開かれる第3回締約国会議で報告される。「目にみえる効果が表れるまでには、まだ時間がかかる」(環境庁)という見方が強い。
13. 砂漠化 朝日新聞,1997/1/1
目次気候の変動や無理な耕作、放牧などにより土が本来もっている植物を育てる力が失われていくのが砂漠化だ。地球上の陸地の
約25%がその影響を受けているといわれる。地球サミットの話し合いを受けて砂漠化防止条約が94年に採択された。日本は批准
していないが、批准国は50国に達し、96年12月発効した。砂漠化の影響を受けている国は砂漠化防止行動計画を策定、先進国はこの計画の作成・実行を支援するという内容だ。条約は砂漠化防止には住民の参加が不可欠であることを明記している。日本の援助も、森林などの技術中心から、貧困からの脱却をかかげた総合農村開発に転換しつつある
日本は豊かな自然に恵まれた国でした。これからもずっとそうであってほしい、と思います。
私たちの毎日の生活は、たくさんのものを必要としています。
そのために大きな飛行場や高速道路を作ってきました。山を削ったり、川をせき止めたりして。
でもこの頃は、本当に必要なんだろうかと思う計画が増えました。そのために消える自然と、新しくできるものと。長い目で見ると、どっちがほんとに私たちのためになるんだろう。
現場の知識と実行力で、日本の自然を守る。
会の特徴
アドボカシー(政策提言型)NGOです
日本自然保護協会は日本の自然保護問題を具体的に解決するために半世紀以上活動してきたNGOです。財団法人ですが、行政とは異なる立場をもつ自発的な民間団体です。いつでも誰に対しても自由に発言できるように、主な財源を一般からの会費と寄付にすることで自主性・独立性を保ってきました。政府からの天下りは受け入れません。自発的な活動で自然保護政策にパートナーシップを組むアドボカシー(政策提言型)NGOです。
現実の問題解決に取り組んでいます
地域のNGOと協力し、独自の調査で事実を明らかにして問題解決を目指します。
なくなりそうな自然を守り、守った自然はさらによくする、というステップを刻みながら生物多様性保全の実現に取り組んでいます。状況に応じて、保護・調査研究・環境教育の3分野からアプローチします。
白神山地のブナ林~原生的な自然林を守る
ブナ自然林の価値とクマゲラの生息状況などを明らかにし、林道計画は中止されました。残った森を守るために新たな制度の設立を提言し、日本で初めてまとまりのある森を守る「森林生態系保護地域」創設、「世界遺産条約」批准・登録の原動力になりました。
秋田県駒ケ岳のイヌワシ生息地~猛きん類の繁殖地を守る
日本イヌワシ研究会との共同調査によってイヌワシの繁殖を支える条件を明らかにしたことで、大規模リゾート計画が中止されました。このときの調査手法や知見は、その後、開発事業における猛きん類保護のガイドライン策定につながりました。(イヌワシ撮影:千葉和彦 石垣島・白保サンゴ礁~サンゴの海を守る
サンゴ礁生態系の実態と空港建設計画が及ぼす影響を明らかにし、サンゴ礁を埋め立てる空港建設は回避されました。
愛知県瀬戸市「海上の森(かいしょのもり)」~里やまの自然を守る
人と自然が長い年月かけてつくりあげた里やまが、約半年のイベントのために失われることに対し、万博の会場計画の見直しを主張しました。原生的な自然だけでなく、里やまのもつ価値を明らかにし、会場計画は当初の五分の一になりました。万博は終了し、森を今後どうするかの話し合いが始まりつつあります。
東京湾三番瀬~日本の干潟を守る
全国の干潟の危機的な状態を明らかにし、中でも減少の激しい東京湾の干潟・三番瀬を守るため、計画の見直しを主張してきました。干潟の価値が見直され、埋め立ては回避されました。
群馬県三国山系~川と森をセットで守る
イヌワシやクマタカの生息状況を調べ、スキー場計画やダム計画の見直しを主張してきました。どちらの計画も中止になり、守った自然をさらによくする次の段階として、このエリア約1万ヘクタールの国有林を舞台にしたAKAYA(赤谷)プロジェクトが始まっています。
沖縄島北部・やんばる~特殊な生物群集を守る
この地域の土地所有、自然林の分布状況、道路の位置、ノグチゲラの生息分布の相互関係を示した図面を作成し、自然保護の方策を提案しています。
沖縄島・泡瀬干潟~海草藻場と干潟を守る
次々と新種の貝が見つかるほど多様で豊かな海辺を埋め立てる計画の見直しを求めています。事業者から任命された環境・監視検討委員会の委員としても、海草移植実験や手続きの問題を指摘しています。
沖縄島・辺野古~ジュゴンのくらす海を守る
北限のジュゴン生息地に計画されている米軍施設移転の見直しを求めています。ジャングサウオッチの手法をつくり、市民参加によって、海草の分布状況と開発計画との関係を明らかにしようと取り組んでいます。
種の保存法設立の契機となった、植物のRDB(レッドデータブック)を全国の研究者との協力でつくりあげるなど、長年のネットワークをいかして調査研究に取り組んでいます。自然のしくみを解明し、異変をとらえる地道なモニタリング調査を継続すると同時に、よりきめ細やかに状況を把握する市民参加のモニタリング手法の開発・普及にも取り組んでいます。
環境教育の人材を養成しています。
1978年に始まった自然観察のボランティアリーダー(自然観察指導員)の養成講習会には、2万人以上が受講され、各地で観察会活動が展開されています。ほかにも誰もが参加できる身近な自然の健康診断「自然しらべ」など、自然とふれあい身近な自然を大切にするボランティア活動のトップランナーをつとめてきました。自然と自然保護の最新情報をお届けする会報『自然保護』(年6回)のほか、自然観察の資料も発刊しています。
グリーンピースジャパン
〒160-0023 東京都新宿区西新宿 8-13-11N・Fビル2F
Tel. 03-5338-9800 Fax.03-5338-9817
南極の環境汚染をくい止める。
地球上に残された最後の野生の大陸、南極。この氷の大陸は、また、地球上でもっとも脆弱な生態系のひとつでもある。たとえば、人間が不用意に苔の上につけた足跡は、その後10年あまりの間、そのままそこに残存するという。
この雪と氷の大陸で、その美しいイメージとはかけ離れた環境破壊が進行していた。その原因は、各国が競って開設した南極基地。その建設のために、また維持のために、おびただしい廃棄物が捨てられていたのである。
米国基地は、カドミウムを含んだ廃液を海に垂れ流していた。またフランス基地は、空港の滑走路建設のために、五つの島をペンギンの繁殖地もろとも破壊した。
最大の危機は、70年代の石油ショックの後に訪れた。鉱物資源の宝庫である南極を「開発」しようという声が高まってきたのだ。
このためグリーンピースは、民間団体として初の南極基地を開設。各国基地による環境汚染を調査し、告発するとともに、「南極をワールド・パーク(国際的環境保護区)に」と訴え続けた。
さらに、徹底的なロビー・ワークの結果、1991年10月、各国政府はついに南極環境保護議定書に合意。これによって、今後少なくとも50年間の鉱物資源開発が禁止されることになった。
環境破壊行為は、往々にして市民の目から隠されています。その実態を告発し、市民に知らせるのも、グリーンピースの役割のひとつです。グリーンピースの告発によって世論が盛り上がり、それがグリーンピースのロビー活動を後押しして、環境問題を解決に導く。その好例が、このページでご紹介した南極キャンペーンだと言えます。
生活の必需品になっているガス、電気製品。
年間3万円のお得に挑戦する
お得な情報、裏ワザで節約&省エネを実践
・キッチンの省エネ
・お風呂・トイレの省エネ
・洗濯機の省エネ
・車の省エネ
・クーラーの省エネ
・テレビの省エネ
・紙の省エネ
・CO2の削減
・食の省エネ
・省エネ生活
2・天然資源
自然を構成し利用可能な資源を天然資源という。天然資源は地球誕生以来存在し、膨大な量になるが決して無尽蔵ではなく、更に、容易に採掘利用可能なものは限られている。産業革命以降、人類はあらゆる資源を搾り取って活用することで産業を成り立たせてきたが、その資源も近い将来枯渇する。今後、海底資源や未開発地の資源の捜索など、多大な困難が伴い経済的に非効率な開発が必要となることも予測される。このため、「捨てればごみ、分ければ資源」といったキャッチフレーズが示すように、資源の再生利用を積極的に進めよう。
水資源
鉱物資源
金属資源
化石燃料
その他鉱物資源
森林資源
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