1・自然保護
●環境破壊の現状
●日本自然保護協会
●グリーンピース
●自然遺産
2・大気
3・森林
4・水

動き出した砂漠インド西部
朝日新聞1996/8/29
目次
インド西部からパキスタンにかけてのタ−ル砂漠。数年前から砂丘が動き出した。人口の急増により、食料をまかなうため、
土地の休耕期間が3年から1.8年と短くなった。トラクタ−も使われるようになった。そのため牛で耕すより深く、細かく砕か
れるため、土壌が風で吹き飛ばされやすくなった。それに加え耕作のしすぎで穀物の収穫は減り、人々は一層家畜に頼り始めた。
家畜は殖え、牧草地の草を食い尽くし、砂丘の上の樹木や草を食べるところまできた。
そのため砂丘は年間30mも動いている。植林には力を入れているが、人口増加は止まらない。
2.
エビ養殖公害インド東海岸
朝日新聞,1996/8/29
目次
1990年末からインド東海岸のクル−村では急速にエビ養殖場が増えた。ところが養殖場からの水が漏れだし、井戸水が塩辛く
なり使えなくなってしまった。住民は@廃水がたれ流しにされ、運河や川を汚染している。A稚エビなどの生息場所になっている
マングロ−ブ林が破壊されている。B環境アセスメントが行われていない。などを指摘し提訴。,インドは85年まではトロ−ル漁
でとった天然物のエビの世界一の輸出国だった。しかし、台湾、タイ、中国などでエビの養殖が盛んになり一時は4位に転落。
政府はエビ養殖事業の振興に乗り出した。住民は「エビを食べる日本人は養殖する地域でどんな問題が起きているのか知ってほしい。
そして天然もの以外は輸入しないよう、政府や企業に圧力をかけてほしい。
3.
サンゴ殺す爆弾・毒物漁法インドネシア
朝日新聞,1996/8/29
目次
南太平洋、特にフイリピンからインドネシア海域のサンゴ礁が危機にひんしている。ここ10年急速に広まった、爆弾や毒物を
使った破壊的漁法によってサンゴ礁が傷つけられているからだ。,爆弾・毒物漁法は伝統的漁法の4,5倍の収入になる。現地で
サンゴ礁の研究しているオランダ人バ−ト・ホクスマ博士は「波やあらしでもサンゴ礁は破損するが、再生のための組織は生き
ている。爆破されたサンゴ礁はこなごなになってしまうし、青酸はサンゴに沈殿し、次第にサンゴを殺して石灰のかたまりにし
てしまう。再生するには何百年もかかる。,政府は1985年から全面禁止、領海内の漁はインドネシア人に限るという規制も
もうけた。だが島の多いこの国で違法漁法を取り締まるのは不可能に近い。政府は94年から5ケ年計画で、持続可能な方法に
よる海洋資源の開発を打ち出した。各国のNGOがさまざまな分野で協力し、日本も支援を続けている。
4.
狙われる北の森ロシア極東地方
朝日新聞,1996/8/29
目次
ロシア極東地方では丸裸になった山がよく見られる。皆伐と火災の跡である。これらの跡にはシラカバが繁殖する。しかし、
その価値は低い。元の混交林に戻るには150−200年かかるか、二度と戻らない。平地なら湿地になりやすい。,「環境破壊」
との批判を浴びる熱帯雨林の伐採に代わって、この北の森が日本など木材輸入国の熱い視線を集めている。ロシア極東地方の
経済浮揚のカギを握るだけにロシアの期待は強い。が、環境影響評価も事実上ない開発への懸念は大きい。乱開発と地元にわ
ずかなお金しか落とさない丸太のままの輸出。熱帯雨林がたどった道に似ている。,環境保護団体「地球の友・日本」のメンバ−
米国人ジョシュ・ニュ−ウェル氏は森林保全の関心の低さを嘆く。「極東の1%の森しか保護されていない。もっと保護区が必要。
外国には、地元で木材加工を進めるための支援を期待したい。」
5.
後退する氷河アルプススイス東部
朝日新聞,1996/8/29
目次
欧州アルプスの氷河は地球温暖化の「目にみえる指標」といわれる。そのうちのひとつスイス東部サメダンアルプス有数の
モルテラチュ氷河では1850年から約2キロ短くなり、先端の標高は200メ−トル上昇している。特に最近3年間は年平均で
約20メ−トルも後退した。後退は世界的な現象,「世界氷河モニタリングサ−ビス」の代表ハ−バリ・チュ−リヒ大学教授は
「最近の融解速度は温室効果ガスが地表に与える熱量の増加に等しい。つまり人間による温暖化の分だけ氷河は減っている。」
と話す。伸縮は気温変化から約20年後に現れる。80年代以降、世界的に極めて暖かい年が続いている。今後の大きな後退は
必至だ。気候変動に関する政府間パネルの温暖化予測のうち、「このまま二酸化炭素などの排出が伸び続ける」シナリオにあては
めると、2025年までにアルプス氷河の25%を占める440の氷河が消滅する。面積では30%が、体積では50%が減る,
21世紀末までには、現在の面積の80−90%が体積の90−95%が減るという。アルプス氷河はほぼ消滅する。
6.
貧困食糧難招く人口爆発バンクラディッシュ
朝日新聞,1996/8/29
目次
世界人口白書によると96年7月の世界人口は約58億人。年間8600万人の割合で増加している。国連の推計では2025年
までに85億人、2050年までに100億人に達する。増加のほとんどは開発途上国で、特にアフリカと南アジアが人工増加の
50%以上を占める。貧困食糧難、環境悪化などが心配されている。貧困、識字率の低さなど大きな問題を抱えながら、政府も
人口抑制に必死で取り組んでいる。日本政府もこの国を人口分野の重点国とし、94年度から人口家族保険フロントライン計画
を実施。母子の健康を改善し、出生率の低下をねらう。
7.オゾン層の破壊
朝日新聞,1997/1/1
目次
96年10月南極のオゾンホ−ルは過去最大を記録。,地球をとりまくオゾン層は、私たちの体を有害な紫外線から守ってくれている。
ところが、冷蔵庫などに使われているフロンなどによってオゾン層の破壊がすすんでいる。,フロンなどの生産を段階的に削減する
ことを決めたモントリオ−ル議定書が十年前にできた。また、1992年11月、95年12月と二度にわたって議定書が改定
された。この結果先進国では、特定フロンや四塩化炭素、トリクロロエタンなどは95年末で生産中止された。だが、規制の効果
が表れるのは2000年をすぎてから。
8.
酸性雨朝日新聞,1997/1/1
目次
アジアでは急速な経済成長にともなって硫黄酸化物などの排出が急増.
米国、英国、フランスなど欧米32国が「長距離越境大気汚染条約」を1979年締結。この規制が実を結び加盟国の硫黄酸化物の
排出量は80年ごろの1/2から1/3に急減。また、日本、中国、韓国、フィリピンなど10国で「東アジア酸性雨モニタリン
グネットワ−ク」をつくることが、95年11月専門家レベルで合意された。
9.
海洋汚染朝日新聞,1997/1/1
目次赤潮の発生、油汚染、浮遊性のゴミ。,海の汚染源の70%は河川から流れ込む汚濁物。,これまでは海洋投棄や船舶による活動
を規制するものが中心だった。95年11月には「陸上活動からの海洋環境の保護に関する世界行動計画」が採択された。残留性有機
化学物質の汚染を規制する話し合いが始まった。日本海や黄海の汚染をためには日本、韓国、中国、ロシアの4国が「北西太平洋地
域海行動計画」を、94年に採択、モニタリングなどについて検討始まる。
10.
廃棄物の越境移動朝日新聞,1997/1/1
目次
廃棄物の処分場を見つけるのが先進国で困難になるにつれ、処分費用が安い途上国に廃棄物を輸出する例が増えている。,有害な
廃棄物については輸入国へ事前に通告、承認を得ることなどを決めたバ−ゼル条約が92年5月に発効、日本も93年加盟した。
しかし、廃棄物から金属などを回収する名目で途上国に輸出されたものの中には、そのまま環境汚染を起こしている例も少なくない。
,95年には条約が改正され、先進国から途上国への有害廃棄物の輸出は98年以降禁止することが決まっている。日本から95年
に輸出された有害廃棄物は3000トン。条約の対象にならないプラスチックなどが輸出されている例も見られる。
11.
森林の減少 朝日新聞,1997/1/1
目次
世界の森林の総面積は約三割を占めている。国連食糧農業機関によると80年代には毎年、日本の面積の約半分に当たる熱帯林が消えた。
,地球上の生物種の半数が住む熱帯雨林が減れば、生物種の絶滅につながる。吸収される二酸化炭素がすくなくなり、地球温暖化が
加速する心配もある。,地球サミットで出された「森林原則声明」を踏まえ、94年には木材の輸出入を規制する新しい「国際熱帯木
材協定」が結ばれた。横浜市にある国際熱帯木材機関が主導して、「今世紀中に、持続可能な場所の木材だけを取り引きすることで
森を守る」という目標の実現を目指している。熱帯林以外の森林の保全策も検定が始まっている。
12.
生物多様性の減少 朝日新聞,1997/1/1
目次
地球上の生物は、確かめられたものだけで約175万種、未確認のものまで含めると数千万種あるといわれている。約40億年を経て、
多様化してきた生物たちがいま、人間の活動によってかつてないスピ−ドで絶滅に追いやられている。,,その歯止め役として期待され
るのが、幅広い生物を消息地とともに保護する生物多様性条約。92年の地球サミットで日本を含む157国が署名し、93年に発効
した。締約国は、生物多様性保全のための具体策を盛り込んだ国家戦略を策定する義務があり、97年に開かれる第3回締約国会議で報告される。「目にみえる効果が表れるまでには、まだ時間がかかる」(環境庁)という見方が強い。
13. 砂漠化 朝日新聞,1997/1/1
目次気候の変動や無理な耕作、放牧などにより土が本来もっている植物を育てる力が失われていくのが砂漠化だ。地球上の陸地の
約25%がその影響を受けているといわれる。地球サミットの話し合いを受けて砂漠化防止条約が94年に採択された。日本は批准
していないが、批准国は50国に達し、96年12月発効した。砂漠化の影響を受けている国は砂漠化防止行動計画を策定、先進国はこの計画の作成・実行を支援するという内容だ。条約は砂漠化防止には住民の参加が不可欠であることを明記している。日本の援助も、森林などの技術中心から、貧困からの脱却をかかげた総合農村開発に転換しつつある
 自然遺産としての登録基準は以下のとおりである。
● ひときわすぐれた自然美及び美的な重要性をもつ最高の自然現象または地域を含むもの。 サガルマータ国立公園(ネパール)、キリマンジャロ国立公園(タンザニア)
●地球の歴史上の主要な段階を示す顕著な見本であるもの。これには、生物の記録、地形の発達における重要な地学的進行過程、重要な地形的特性、自然地理的特性などが含まれる。
ワディ・アル・ヒタン(エジプト)、フレデフォート・ドーム(南アフリカ共和国)
●陸上、淡水、沿岸および海洋生態系と動植物群集の進化と発達において、進行しつつある重要な生態学的、生物学的プロセスを示す顕著な見本であるもの。
白神山地(日本)、東レンネル(ソロモン諸島)
●生物多様性の本来的保全にとって、もっとも重要かつ意義深い自然生息地を含んでいるもの。これには科学上または保全上の観点から、すぐれて普遍的価値を持つ絶滅の恐れのある種の生息地などが含まれる。
オカピ野生生物保護区(コンゴ民主共和国)、ニョコロ=コバ国立公園(セネガル)
基準が複数適用されている自然遺産も多くあり、4項目全てが適用された自然遺産も、
グレート・バリア・リーフ(オーストラリア)、テ・ワヒポウナム-南西ニュージーランド、
グヌン・ムル国立公園(マレーシア)、カナイマ国立公園(ベネズエラ)、バイカル湖
(ロシア)など10以上存在する。

(1)区域等
○所在地:北海道斜里郡斜里町及び目梨郡羅臼町(知床半島の一部)
○面 積:71,000ha
(当初、推薦面積は56,100haとしていたが、IUCNからの指摘に基づ
き、海域部分の境界線を海岸線1kmから3kmに拡張することとした
ため、面積は概ね71,000haに変更となる予定)
○保護の担保措置:
遠音別(おんねべつ)岳原生自然環境保全地域、知床国立公園、
知床森林生態系保護地域等に指定されている。
(2)自然環境の主な特徴
○知床は世界で最も低緯度の季節海氷域であり、海氷に特徴づけられ
る海洋生態系と陸上生態系が連続することによって複合生態系を
形成しており、海洋生態系と陸上生態系の相互関係を示している。
○海岸から約1,600mの山頂部までの間には、人手の入っていない多様
な植生が連続して存在しており、豊富な餌資源と多様な環境を背景
として、ヒグマは世界的にも高密度で生息している。
○知床は、北方系と南方系の両系の種が混在するなど、地理的位置と
多様な自然環境を背景として特異な種構成、分布がみられるほか、
シマフクロウ、オオワシ、オジロワシなどの国際的希少種の重要な
繁殖地や越冬地となっており、これらの種の存続に不可欠な地域。

1.登録年月
平成5年12月
2.位置
鹿児島県熊毛郡上屋久町、屋久町
宮之浦岳を中心とした島の中央山岳地帯に加え、西は国割岳を経て海岸部まで連続し、
南はモッチョム岳、東は愛子岳へ通じる山稜部を含む区域
N 30°15'〜23'、E 130°23'〜38'
3.面積
107.47km (島の総面積の21%) 2
4.自然の特徴
屋久島は、世界的に特異な樹齢数千年のヤクスギをはじめ、多くの固有種や絶滅のお
それのある動植物などを含む生物相を有するとともに、海岸部から亜高山帯に及ぶ植生
の典型的な垂直分布がみられるなど、特異な生態系とすぐれた自然景観を有している地
域である。
5.合致するクライテリア
(A)陸上、淡水域、沿岸、海洋の生態系や生物群集の進化発展において重要な進行中の
生態学的生物学的過程を代表する顕著な見本である
(B)類例を見ない自然の美しさ、あるいは美的重要性を持ったすぐれた自然現象または
地域を包含する
6.地域指定制度等
屋久島原生自然環境保全地域
屋久島森林生態系保護地域
霧島屋久国立公園
特別天然記念物屋久島スギ原始林
天然記念物(種指定)
7.管理体制
上記法的担保措置等を所管する下記の関係行政機関相互の連絡調整を行い、遺産地域の
適正な保全管理の推進を図るため、「屋久島世界遺産地域連絡会議」を設置。
また、遺産地域の適正かつ円滑な管理を目的に各種制度の運用及び各種事業の推進など
に関する基本方針を明らかにした「屋久島世界遺産地域管理計画」を作成。
・環境省九州地区自然保護事務所・鹿児島県・上屋久町
・林野庁九州森林管理局・屋久町
世界的な動植物の移行帯に位置する湿潤気候下の高山として、植生の垂直分布が顕著に見られ、
多様な動植物の生態系が保たれている世界的にも数少ない地域です。
年間降水量は4,000〜10,000mmに達し、年間を通じた雨や霧で、樹齢数千年のヤク
スギの巨木群を代表とした特殊な植物相がみられます。また、ヤクシカ、ヤク(シマ)ザルな
どの固有亜種をはじめ、アカヒゲといった希少な動植物が生息しています。

1.登録年月
平成5年12月
2.位置
青森県西津軽郡鰺ヶ沢町、深浦町、岩崎村、中津軽郡西目屋村
秋田県山本郡藤里町
標高300m〜1243mの向白神岳に及ぶ山岳地帯
N 40°22'〜32'、E 140°2'〜12'
3.面積
2 169.71km
4.自然の特徴
白神山地のブナ林は、純度の高さやすぐれた原生状態の保存、動植物相の多様性で世
界的に特異な森林であり、氷河期以降の新しいブナ林の東アジアにおける代表的なもの
である。また、様々な群落型、更新のステージを示しつつ存在している生態学的に進行
中のプロセスとして顕著な見本となっている。
5.合致するクライテリア
(A)陸上、淡水域、沿岸、海洋の生態系や生物群集の進化発展において重要な進行中
の生態学的生物学的過程を代表する顕著な見本である
6.地域指定制度等
白神山地自然環境保全地域
白神山地森林生態系保護地域
津軽国定公園
赤石渓流暗門の滝県立自然公園(青森県)
きみまち坂藤里峡県立自然公園(秋田県)
天然記念物(種指定のみ)
7.管理体制
上記法的担保措置等を所管する下記の関係行政機関相互の連絡調整を行い、遺産地域の
適正な保全管理の推進を図るため、「白神山地世界遺産地域連絡会議」を設置。
また、遺産地域の適正かつ円滑な管理を目的に各種制度の運用及び各種事業の推進など
に関する基本方針を明らかにした「白神山地世界遺産地域管理計画」を作成。
・環境省東北地区自然保護事務所
・林野庁東北森林管理局
・林野庁東北森林管理局青森分局
・青森県
・秋田県 ブナ林は北半球の冷温帯を代表する林です。青森と秋田の両県にまたがる白神山地には、
このブナ林が世界最大の広さで残っています。しかも、中心部は伐採などの人手が全く
入っていない原生的な状態のままです。この森では沢山の種類の植物や動物が共に生き
ており、8000年以上に渡って世代を繰り返しています。このことが世界遺産に登録され
た大きな理由となっています。

日本は豊かな自然に恵まれた国でした。これからもずっとそうであってほしい、と思います。
私たちの毎日の生活は、たくさんのものを必要としています。
そのために大きな飛行場や高速道路を作ってきました。山を削ったり、川をせき止めたりして。
でもこの頃は、本当に必要なんだろうかと思う計画が増えました。そのために消える自然と、新しくできるものと。長い目で見ると、どっちがほんとに私たちのためになるんだろう。
現場の知識と実行力で、日本の自然を守る。
会の特徴
アドボカシー(政策提言型)NGOです
日本自然保護協会は日本の自然保護問題を具体的に解決するために半世紀以上活動してきたNGOです。財団法人ですが、行政とは異なる立場をもつ自発的な民間団体です。いつでも誰に対しても自由に発言できるように、主な財源を一般からの会費と寄付にすることで自主性・独立性を保ってきました。政府からの天下りは受け入れません。自発的な活動で自然保護政策にパートナーシップを組むアドボカシー(政策提言型)NGOです。
現実の問題解決に取り組んでいます
地域のNGOと協力し、独自の調査で事実を明らかにして問題解決を目指します。
なくなりそうな自然を守り、守った自然はさらによくする、というステップを刻みながら生物多様性保全の実現に取り組んでいます。状況に応じて、保護・調査研究・環境教育の3分野からアプローチします。
白神山地のブナ林〜原生的な自然林を守る
ブナ自然林の価値とクマゲラの生息状況などを明らかにし、林道計画は中止されました。残った森を守るために新たな制度の設立を提言し、日本で初めてまとまりのある森を守る「森林生態系保護地域」創設、「世界遺産条約」批准・登録の原動力になりました。
秋田県駒ケ岳のイヌワシ生息地〜猛きん類の繁殖地を守る
日本イヌワシ研究会との共同調査によってイヌワシの繁殖を支える条件を明らかにしたことで、大規模リゾート計画が中止されました。このときの調査手法や知見は、その後、開発事業における猛きん類保護のガイドライン策定につながりました。(イヌワシ撮影:千葉和彦 石垣島・白保サンゴ礁〜サンゴの海を守る
サンゴ礁生態系の実態と空港建設計画が及ぼす影響を明らかにし、サンゴ礁を埋め立てる空港建設は回避されました。
愛知県瀬戸市「海上の森(かいしょのもり)」〜里やまの自然を守る
人と自然が長い年月かけてつくりあげた里やまが、約半年のイベントのために失われることに対し、万博の会場計画の見直しを主張しました。原生的な自然だけでなく、里やまのもつ価値を明らかにし、会場計画は当初の五分の一になりました。万博は終了し、森を今後どうするかの話し合いが始まりつつあります。
東京湾三番瀬〜日本の干潟を守る
全国の干潟の危機的な状態を明らかにし、中でも減少の激しい東京湾の干潟・三番瀬を守るため、計画の見直しを主張してきました。干潟の価値が見直され、埋め立ては回避されました。
群馬県三国山系〜川と森をセットで守る
イヌワシやクマタカの生息状況を調べ、スキー場計画やダム計画の見直しを主張してきました。どちらの計画も中止になり、守った自然をさらによくする次の段階として、このエリア約1万ヘクタールの国有林を舞台にしたAKAYA(赤谷)プロジェクトが始まっています。
沖縄島北部・やんばる〜特殊な生物群集を守る
この地域の土地所有、自然林の分布状況、道路の位置、ノグチゲラの生息分布の相互関係を示した図面を作成し、自然保護の方策を提案しています。
沖縄島・泡瀬干潟〜海草藻場と干潟を守る
次々と新種の貝が見つかるほど多様で豊かな海辺を埋め立てる計画の見直しを求めています。事業者から任命された環境・監視検討委員会の委員としても、海草移植実験や手続きの問題を指摘しています。
沖縄島・辺野古〜ジュゴンのくらす海を守る
北限のジュゴン生息地に計画されている米軍施設移転の見直しを求めています。ジャングサウオッチの手法をつくり、市民参加によって、海草の分布状況と開発計画との関係を明らかにしようと取り組んでいます。
種の保存法設立の契機となった、植物のRDB(レッドデータブック)を全国の研究者との協力でつくりあげるなど、長年のネットワークをいかして調査研究に取り組んでいます。自然のしくみを解明し、異変をとらえる地道なモニタリング調査を継続すると同時に、よりきめ細やかに状況を把握する市民参加のモニタリング手法の開発・普及にも取り組んでいます。
環境教育の人材を養成しています。
1978年に始まった自然観察のボランティアリーダー(自然観察指導員)の養成講習会には、2万人以上が受講され、各地で観察会活動が展開されています。ほかにも誰もが参加できる身近な自然の健康診断「自然しらべ」など、自然とふれあい身近な自然を大切にするボランティア活動のトップランナーをつとめてきました。自然と自然保護の最新情報をお届けする会報『自然保護』(年6回)のほか、自然観察の資料も発刊しています。
グリーンピースジャパン
〒160-0023 東京都新宿区西新宿 8-13-11N・Fビル2F
Tel. 03-5338-9800 Fax.03-5338-9817
南極の環境汚染をくい止める。
地球上に残された最後の野生の大陸、南極。この氷の大陸は、また、地球上でもっとも脆弱な生態系のひとつでもある。たとえば、人間が不用意に苔の上につけた足跡は、その後10年あまりの間、そのままそこに残存するという。
この雪と氷の大陸で、その美しいイメージとはかけ離れた環境破壊が進行していた。その原因は、各国が競って開設した南極基地。その建設のために、また維持のために、おびただしい廃棄物が捨てられていたのである。
米国基地は、カドミウムを含んだ廃液を海に垂れ流していた。またフランス基地は、空港の滑走路建設のために、五つの島をペンギンの繁殖地もろとも破壊した。
最大の危機は、70年代の石油ショックの後に訪れた。鉱物資源の宝庫である南極を「開発」しようという声が高まってきたのだ。
このためグリーンピースは、民間団体として初の南極基地を開設。各国基地による環境汚染を調査し、告発するとともに、「南極をワールド・パーク(国際的環境保護区)に」と訴え続けた。
さらに、徹底的なロビー・ワークの結果、1991年10月、各国政府はついに南極環境保護議定書に合意。これによって、今後少なくとも50年間の鉱物資源開発が禁止されることになった。
環境破壊行為は、往々にして市民の目から隠されています。その実態を告発し、市民に知らせるのも、グリーンピースの役割のひとつです。グリーンピースの告発によって世論が盛り上がり、それがグリーンピースのロビー活動を後押しして、環境問題を解決に導く。その好例が、このページでご紹介した南極キャンペーンだと言えます。
ーおうちでレシピー *おうちでレシピは屋内で積極的にセルフエステ(綺麗)・ヘルシー(健康)を追求し体が自然治癒 力を高めるライフスタイルを提案する大自然生活館のコンセプトです。屋外で積極的にセルフエ ステ・ヘルシーするのがおそとでレシピです。 Recipe:調理法・秘訣・救治策・処方 |
●おうちでカフェ 1・朝食メニュー 2・アウトドアーメニュー
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1・食事療法 2・ボデイーワーク 3・自然療法
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自 然 の 生 活
群馬県吾妻郡嬬恋村鎌原1053-1954
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