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浅間高原でよく見かける植物

白   樺

白樺は、北海道を中心に本州中部にかけて温帯から亜熱帯地方にかけてよく見られるカバノキ科の
落葉樹です。外皮は白く、紙のように薄くはがれ落ちます。カバノキ属の植物は「カンバ」と呼
ばれるため、植物学では白樺は「シラカンバ」と表記されます。一般的な白樺は高さ10〜20メートル、
直径30〜40センチ。また、高さが20メートルを超えるものも珍しくなく、葉は卵状のひし形で
まわりはギザギザ、長さ4〜10センチ、幅3〜6センチ程度。秋になると黄色く色づきます。
白樺は高原や山の斜面、山火事の跡などの日当たりのいい場所に、大きな群落を作って自生している
ことが多いです。

 白樺は魔法の木
「マザー・ツリー」とか「パイオニア・ツリー(先駆樹)」「ナース・ログ(保護樹)」とも呼ばれ
ている白樺。山火事でまわりが荒地になったとき、一番最初に生えてくる木の一つです。森の再生に
役立つという、そんなたくましさからインドやシベリアでは「魔法の木」と言われています。

 白樺は健康にいい木
白樺の葉にはミネラル成分がたくさん含まれていて、体の中の塩分を分解する働きがあります。
サウナで、白樺の若葉がついた枝で体をたたくと皮膚が丈夫になって、血の巡りがよくなって、風邪も
引きにくくなります。体内に蓄積された老廃物を出す働きもするので生活習慣病や便秘の予防にも役立つ。

 白樺の樹液
白樺の木から大量に取れる樹液は、特に北欧では百薬の長として人々に親しまれている自然食品です。
ほのかに甘く、サラッとした飲み口のようです。樹液の成分としては水分のほかに、アミノ酸、リンゴ酸、
カリウム、カルシウム、マグネシウム、マンガン、アルミニウム、亜鉛、鉄など多くのミネラル分が
含まれています。抗ストレスや胃腸病、リューマチ、痛風、関節炎などに効果的と言われています。
中国では成人病の薬として、樹液のパック入り製品が市販され、韓国では白樺の樹液を飲む「薬水祭り」
が伝統行事として毎年行われています。また、白樺の樹液は虫歯の予防にいいとされ、今では日本でも
すっかりお馴染みになった人工甘味料「キシリトール」の原料でもあります。

 白樺は花粉症の原因
白樺は葉を展開するときに香りを発散させます。成分が花の香りと同じなので早春の白樺の林は、
お花畑にいるようないい香りが漂います。でも、こういう白樺の林には花粉症の人は行かないほう
がいいでしょう。白樺は風媒花なので、花粉症の原因になっているんです。北海道では、道南地方を
除いてはスギ花粉症より白樺花粉症の人のほうが多い。

 白樺の種類
針葉樹林帯を抜け出した亜高山帯の陽のあたる場所で純林を作るのが、ダケカンバです。本州では
高山の雰囲気に欠かすことのできない種ですが、北海道なら低地でも見ることができます。オノオ
レカンバはその名のとおり、斧が折れるくらい材が堅く、ヤエガワカンバは暗褐色の樹皮が厚くて、
何層にもはがれることから、こう名付けられました。ヤチカンバは水ごけ湿原や川沿いなどの湿地に
見られる種類で、湿原の開発によって絶滅が危惧される種の一つでもあります。ミズメは別名アズサ
と呼ばれる、日本の固有種で重くて堅い材が建築資材や器具製作の用材、弓材として使われています。


 白樺の使い方
北アメリカではインディアンが白樺の皮でカヌーを作ったと言われています。それから樹皮がよく
燃えるので、明かり代わりにも使われていました。ロシアで白樺の木から採った濃縮エキスを傷の治療
やかゆみ止めとして使ったり、皮を利用してスプーンやサラダボールなどを作っています。
フィンランドでは屋根の上に敷くものとして樹皮が用いられ、バスケットやお皿の材料にもなるほか、
靴までも作られる。冬、暖をとるために使う薪も白樺を使いますし、家具にも使われます。  
            
リンドウ

・竜胆(りんどう)科。
・学名 Gentiana scabra var. buergeri
Gentiana : リンドウ属
scabra : 凸凹のある、ざらついた

・秋の代表花(山道でよく見かける)。
ラッパ形で筒形。5裂する。
紫や青色のものが多いが、白やピンク色のものもある。
・花は日光を受けると開き、夜は閉じる。
雨や曇りの日は閉じたまま。
(種類によってはずっと開かないものもある)。
・根が薬用になり、苦味健胃剤として広く使われている。
・各国で薬草として昔から重用されてきた。
・漢名の「龍胆」の音読み「りゅうたん」がいつの間にか「りんどう」になった。
この草の根が胆汁のように苦くその苦みが特別強いので、最上級を表す龍の字を冠して
名づけられたとも、ただ単に龍の胆のように苦いからとの説もある。
・切花としてよく見かけるのは
「蝦夷竜胆(えぞりんどう)」や
「御山竜胆(おやまりんどう)」を園芸品種化したもの。
・9月13日、10月23日、11月25日の誕生花
・花言葉は「正義と共に、勝利を確信する」(竜胆)
・長野県と熊本県の県花(竜胆)

        

レンゲツツジ

ツツジ科・ツツジ属
和名:蓮華躑躅

別名をオニツツジと恐い名で呼ばれ、花の蜜にも毒を含んでいます。そのため夏放牧
された牛や馬のほか、冬に樹肌や根を食餌にする小動物も食べないため牧場にはこの樹木
だけが残り、群生しています。花は漏斗形で先が5裂し上部には濃色の斑点があります。
花が小ぶりのヤマツツジに似ていますが、斑点が目立ちません。
落葉低木。低山〜高原の草原や林縁に生える。
幹は叢生し、よく分枝し、高さ0.5〜2mになる。樹皮は灰褐色。
葉は枝先に集まって、互生し、長さ5〜10cmの倒披針形で、しわがあり、
基部はしだいに細くなり、縁は全縁で波打ち、脈上にまばらに剛毛がある。
葉柄は長さ3〜7mmで、毛が密生する。
花期は5〜6月。葉の展開と同時に開花する。
枝先に朱橙色の花が2〜8個集まってつく。
花冠は径5〜8cmのロート形で、5中裂し、上側の裂片に濃色の斑点がある。
雄しべは5本で、花糸の下半分に短毛が密生する。雌しべは雄しべよりやや長い。
花柄は長さ1.5〜3cmで毛が多い。萼は小さく、5裂し、毛が多い。

石楠花 (しゃくなげ)
(Rhododendron)

・躑躅(つつじ)科。
・学名 Rhododendron metternichii
Rhododendron : ツツジ属
・開花時期は、 4/15頃〜 5/ 5頃。
・漢字の「石南花」は中国産の別種だが、誤ってこれを用いて「しゃくなんげ」となり、
しだいに「しゃくなげ」になった。(「石楠花」は漢名)。
また、背丈が低いある種のようすから「尺なし(しゃくなし)」→「しゃくなげ」との説もある。
・本(ほん)石楠花や細葉(ほそば)石楠花、 白山(はくさん)石楠花、東(あずま)石楠花など。
・細長い葉っぱの先端に大きな花をつける。

ヤドリギ(寄生木)  
ヤドリギ科  
学名:Viscum album var. rubro-aurantiacum form. lutescens
別名:ホヤ,トビヅタ(飛び蔦)
花期:冬

ケヤキやブナなどの落葉樹の大木に寄生します。宿主の幹に楔型に根を食い込ませて
栄養や水分を横取りします。こんもりと丸くなり,常緑なので,冬に宿主の木の葉が落
ちたときに遠くからでも目立ちます。

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